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zoom RSS ◆『アルジャーノンに花束を』my初日を観劇して

<<   作成日時 : 2014/09/22 18:04   >>

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恐るべし!
役者、浦井健治!


そうあらためて深く実感した作品
アルジャーノンに花束を』を観劇して、
しばらく放心状態になりそうでした。

画像



この作品の主人公チャーリーゴードンは、
浦井くん、彼が演じる為の存在、

いえ、原作ありきなので・・・
彼以外にここまで演じきれる役者さんが
いないのではないか、とさえ思ってしまいました。


彼の持つ、どこかチャーリーと共通する
天真爛漫さと言うか、
時たまイラッとさせかねない少年のような無邪気さで、
すっとこちらに入り込んで、
当たり前のようにその場に溶け込んでしまう・・・

そんな彼の持ち前のキャラクターのある一面が
この作品に余すことなく出し切られています。


好きな役者さんであるのはもとより
StarSでキラキラのかっこよさも持ち合わせながら、
あの魂を突き上げるかのように
感情のかたまりを
真っ正面からぶつけてくる・・・
あの表現力にはただただ脱帽です。

喋り方や、歌い方、声のハリ、立ち居振る舞い、
あらゆる点で、ストーリーの展開とともに、経過とともに
チャーリーがどんどん変化していく様子を
器用に表現しわけている、とてもスムーズでいて
違和感ないところがまた素晴らしい!じゃないですか。

特に歌の力には、
底知れぬ浦井くんにしか持ち合わせていない類の
深さ、そしてギャップ・・・

初期のチャーリーは、意図的に“音程をはずす”スキルが
ないと決してできない領域に挑戦し、
そして、正常域に戻すあのテクニックは、見事です。

術後の高い知能を身に着けたチャーリーの歌は、
見識を十二分に備えた大人らしい堂々とした歌い上げで
浦井くんの硬質でいて艶めいた声の最上域、
鉛筆の芯で例えると・・・、
1時間前のチャーリーは、Hの声色で歌っていたのが、
今は、2Bの声色まで深々と歌い上げている・・・
そんな幅広い歌声、歌い方を聞かせてくれたな、と感じました。

スゴイよ!浦井くん。
浦井“くん”なんて言っちゃいけないかな、と思わせたのに、
カーテンコールでは、まだチャーリ?・・・なの?
それとも、浦井くん?健ちゃんなの?と分からなくなるくらいの
テンションでした。

本編最後でチャーリーの想いを一気に引き受け、
さっき幕を閉じたばかりだから・・・、
アリスは、会場が明るくなってからも、
ひきづっていたようで、すぐには現実に戻せない・・・よう、
とおっしゃっていました。

ふつう、そうよね、と思いました。
私も、この後、トークショーでどんな心もちでいたらいいのか、
きっと浦井くんのことだから・・・、早くテンション戻さないと、
と思って臨みましたから。



休憩入れて3時間弱の舞台、
他のキャストの皆さんの実力の高さにも支えられていたな、
と思いました。

ストーリーをへんに誇張するわけでもなく
ポツリぽつり語っていくのに歌がぴったり寄り添っていて、
時に、感情の抑揚を表す為に広範囲の音域をいったりきたり、
見事に歌い切り、美しいハーモニーも奏でていました。

切ない、とか、感動の、とか、そう言ったフレーズのつく作品は、
前もって避ける傾向にありますが、
応援している役者・浦井くんの代表作品ということもあり、
また、良知真次くんも出演していることから観劇を決めました。

やっぱり、賞を頂いただけあります。
8年経って、実年齢に近づいたチャーリーを演じる浦井くん、
なるべくしてなった役者、
その資質が大いに際立ち、観る人の心を
間違いなく鷲掴みすることになるでしょうこの作品、
このキャストの面々が演じるところに出会えて
本当に良かった!と思えました。


いつものエンタメから得るものと一味違うものを
得たような気持ちでいっぱいになり、
心が痛い・・・のに、なぜか後味が悪くない、
なんだか人に優しくなりたい、優しくありたい、なんて
そんなふうに素直に感じた作品でした。


あと2回、今度の週末に観劇予定です。
もちろん、良知くんもじっくり堪能したいと思います。




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